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2010年3月 1日 (月)

避難勧告を受けて、マニュアルにない動き

一昨日発生したチリ地震から丸一日、

昨日のNHKは終日、津波の到達情報を報じていた。

これは皆さんもご存知の通りだ。

静岡市でも駿河湾沿岸の14地区に避難勧告が発令された。

到達予想時刻は午後2時。

およそ1時間前から東名自動車道、国道150号は通行止め、

そして市内の私鉄が運行を中止した。

結果から見れば、警告を下回る規模での津波到達であったが、

地域によってはやはり市街地への浸水が見られたところもあり、

報道された以上の情報を持たなかった地域社会としては、

やはり勧告通りの準備をしなくてはならない状況だった。

さて、そんな一日の私たち市議の動きは概ね以下の通りだった。

まず、前夜から気になっていた情報をテレビで確認し、

市の議会事務局へ、避難勧告が出された地区の詳細を確認。

私の住んでいる地域から沿岸部はそう遠くない。

午前11時から沿岸部の避難地となっている小学校3校や、

地域の公民館での自主防災や自治会の様子を見に行く。

突発的な被災ではなく、

今回の場合は予め避難勧告が出されるという、

極めて準備しやすい防災対応のはずだったが、

地域によって、その取り組み具合、

避難住民の様子は異なっていた。

約半年前の8月、静岡県を襲った駿河湾沖地震。

早朝5時7分の発生で、多くの市民が東海地震を予期した。

市民の不安を和らげるための正確な行政からの情報発信、

同報無線が聞こえない地域への情報伝達手段、

災害対策本部と地域防災との連携や役割分担など、

多くの課題に直面し、私は9月の議会でこれを取り上げた。

果たして、今回の津波に対する対応には、

どれほどの改善があっただろう。

地域の巡回を終えた、13時50分。

災害対策本部が置かれた市役所へ。

本部には市長をはじめ、市幹部職員が揃い、

各地区の避難状況を確認している。

その一方で、私の携帯には地域住民からの問合せが。

どうしたらいいのか?

『広報しずおか』が聞こえない。

そんな声があった。

行政サイドには、やはりまだまだ多くの課題がある。

我々市議のところへさえ、市からの情報伝達はメール情報だけで、

双方のコミュニケーションが確立されていない。

とはいえ、私が地域の巡回で見知った、

地域防災組織の活動展開は、

本当にありがたく、頼もしいものだった。

休日は住民の憩いの場、遊釣の場となる海岸付近には、

地域消防団の車両が停車、

団員の方々が海岸から住民を避難させ、

進入路で注意を呼びかけている。

同報無線が聞こえにくいところでは、

自治会長がハンドマイクで避難を呼びかけ、

公民館の放送機材で繰り返し非難を伝える地域もあった。

こうした活動が、地域防災のマニュアルに載っている訳ではない。

住民の方々が自らの判断で、

思いつく限りの活動を行ってくれたのだ。

大きな被害がなかったとはいえ、

こうした局面で、行政も住民も、何をしたかが試される。

私が9月に提案した事柄も、まだまだ未完成のままだ。

大切なのは、行政と地域とが、

正確な情報を共有して、役割を自覚し、

最善の効力を発揮すること。

その繋ぎ役が、私たちの仕事だ。

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