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2011年11月29日 (火)

駿河湾沿岸部の課題 ①久能西平松地区

東日本大震災と台風による被害で、

地域の防災意識が高まる一方、課題は山積するばかり。

今日被害現場の現地調査へ行ったのは、久能の西平松地区。

今秋、二度に亘って本県を襲った大型台風の爪痕は深く、

倒木被害は広範囲に渡り、未だ通行規制が敷かれたままの山道や、

倒木処理の予算化すら目処が立っていない地域もある。

地元市議の伊東稔浩先生の声掛けで集まった地元自治会の方々や、

市の関係部局の職員約10名。

湾内の潮流によって発生する土砂の堆積のために、

駿河湾に注ぐ地域河川の雨水流出が停滞し、

海岸線の大規模な修繕工事が必要となっている箇所に加え、

先の台風による山地の土砂崩れで、

住宅や畑のすぐ傍まで倒木が押し寄せている被害が残っている。

この地区の住宅地は、

海岸線から僅か100メール余りのところにあり、

住宅の北側には東西に延びる山地が背中合わせに迫っている。

本県の駿河湾沿岸部にはこうした地域が非常に多く、

津波対策としての避難地の確保も大きな課題だ。

西平松の人口は460人。海抜は4~5m程度。

一人当たりの避難面積は2/3㎡だとすると300㎡、

つまり約90坪の広さを持つ、

高さ10メートル以上の避難場所が必要となる。

更に、久能地区が苺の産地でこれが春の観光資源となり、

この時期、沿岸部の国道150号線BPは連日渋滞する。

観光客の避難をも考慮すれば、

必要な避難地面積は100坪以上となるはずだ。

最近よく耳にする津波タワーの整備などでは、

とても賄いきれるものではない。

農業を中心に町を形成してきた久能地区の道路幅は狭く、

今回のように倒木を処理するだけでも、

大型車輛や重機の出入りが可能となる道路や

工事ヤードの確保も容易ではない。

今私は、こうした沿岸部の地区の人口と

高台面積の照らし合わせ作業を進めているが、

進めれば進めるほど、津波対策がいかに困難な状況にあるかを

思い知らされる。

早急に事態を正確に把握して、

地区ごとの防災目標を定めなくてはならない。

今回の西平松地区は、幸いにも自治会の方や住民の危機感も強く、

この思いが熱いうちに、確かな方向性を見つけて、

第一歩を踏み出したいところだ。

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